母と子の開祖語録  9月30日

自粛中だった稽古が再開しました。折角ですので、引き続き「母と子の開祖語録とその解説」をアップします。

卓上開祖語録カレンダー(第一集)より

30日の語録

心の傷は、忘れてしまおう。いくら悩んでも昨日のことは取り返せない。昨日は昨日、今日は今日。

みんなが好きな開祖語録だね。特に「昨日は昨日、今日は今日」はすぐに覚えたところだ。最初から言ってみようよ。「心の傷は…おう」どう?言えるだろう。「いくら…返せない」ハイ、言ってみて。ここまで最初から言ってみよう。言えたかな。最後だ。「昨日…今日」ハイ、どうぞ。それじゃもう一度、最初の「心の傷は」からやってみて。

 過ぎてしまったことをいつまでもくよくよ考えてしまうのが人間の心の癖だよね。「どうしてあんなこと言ったんだろう」「どうしてあんなことしたんだろう」つて。開祖はね、「そんな昨日のことなんか、取り返せないじゃないか。忘れてしまえ」と言うんだ。人間のこの心の癖をね、よく鏡に例えられるよ。鏡に映るのは今目の前に立った時だよね。前からどけば、つまり通り過ぎればね、当然鏡の中の姿は消えているはずだ。それをいつまでも映しているのは、鏡が曇っているからだ。鏡は自分の心だよ。だから鏡はいつもきれいに磨いておくことが大事だ。そういえば、神社の本殿の奥には鏡が置いてあるじゃないか。開祖は違うところでこうも言ってくれている。「過ぎし日のことに悔いず、まだ来ぬ前に憧れず、取り越し苦労をせず、現在を大切に踏みしめてゆけば身も心も穏やかである。」釈尊の教えだよ。ただ、取り返せないから、今日どうするかを考えることは必要だよね。
 もう一つ話したいことがある。開祖は「忘れろ!」と言う。この言葉からみんなはもう二つの言葉を思い出すのじゃないかな。思い出して欲しい。どう、いえるかい……>そうだ。「逃げるな!忘れろ!楽しめ!」だね。どういうことか、お母さんに話せたら言ってみて欲しい。人は辛いことや嫌なことから逃げ出したいものだ。でも「逃げるなよ」って言う。今逃げたら、いつかもっと大きな問題となって必ず身に降りかかってくるぞ。「楽しめ!」これも簡単ではないよね。どうせしなければいけない事なら楽しんでやってみろ。いい笑顔で、あるいは歌でも口ずさみながら、人が嫌だなぁと思うことを、どうせやるなら楽しんでやれ!って言う。とつても難しい。だからこそそうなりたいね。

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